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ブログ - 信を万事の本と為す(2)

信を万事の本と為す(2)

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
栃木坐禅会 2019/12/26 9:38

        1.信、まこと

耕雲庵老大師は、この信とは

天然自然に厳在する真理そのものであり、これを人間と言う器に與えて考

えればそれが「まこと」である。人間のありのままの姿、嘘のない姿、人

間性の根本を為すのがこのまことである。

と申されております。中庸にも「まことは天の道なり、これをまことにするは人の道なり」とあります。

(1)耕雲庵立田英山老大師の五戒

耕雲庵老大師は人間はどうあればよいのかと五戒でお示しになっておられますが、

一、 嘘をついてはいけない

一、 怠けてはいけない

一、 やりっぱなしにしてはいけない

一、 我儘してはいけない

一、 ひとに迷惑かけてはいけない

と、人間の生きる上での肝心要の戒めであると申されています。

老大師はこの嘘をつかないことが人間の一番難しいことだと言われていますが、

嘘をつく動物は人間だけなんでしょうね。

そしてこれを人間の踏み行う五徳目とすれば、

嘘をつかないとは「正直」ということで、正しいこと。怠けないとは「忠

実」ということ、やりっぱなししないとは「責任」ということで、楽しい

こと。我儘いわないとは「尊敬」ということ、人に迷惑かけないとは「博

愛」ということで、仲よいこと。

とお示しになっておられます。

まことの人と成り、親子、兄弟、夫婦、師弟、道友、友人、上司と部下、顧

客、取引先、また大きな組織体、小さな組織体、国と国とがこの信で結ばれれば、

正しく、楽しく、仲よいことで「信は万事の本で」あります。

このまことを(しん)()()の三(ぎょう)として体得することは素晴らしいことであり、

これを磨き続けることが、本物人間になることであり、その本物人間として研鑽

するのが禅の修行であります。

『禅』65号 「信を万事の本と為す」了空庵老師の法話より転載

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