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ブログ - 禅を志す方へ(2)  鸞膠庵小野円定老師

禅を志す方へ(2)  鸞膠庵小野円定老師

カテゴリ : 
ブログ » 座禅について
執筆 : 
yokohama 2018/8/26 18:22

Ⅲ なぜ「心の根源」を求めるのか

●人の心は誰でも、生まれたときは純心でした。
それが生きている間に、それぞれの置かれた環境や状況に影響を受け、知らず知らず蓄積され、形づくられていきます。そして、我見が生じ、あらぬ方向に向かってしまうこともあります。又、迷い苦しめられることも、しばしばあります。

●禅の修行の目的は、座禅工夫を通じて、その湧いてくる感情の根底をつくし、「心の根源」を明らかにする。そして、「悟後の修行」によってその心を鍛え、自由自在に使いこなし、いかなる状況に遭遇しても、揺るぎのない人生を送ることにあります。
長い間の業障のために忘れかけていた、生まれたときの純心な心を取り戻すことが大切です。この解決なくして、ほんとうに安心できる人生を送ることは、ほとんど困難と思います。

≪関山国師≫ (妙心寺の開祖)
国師の遺偈 『汝(なんじ)等 請う、 其の「本(もと)」(心の根源)を務(つと)めよ。(省略)葉を摘(つ)み、枝を尋(たず)ぬること莫れ。』


Ⅳ 「心の根源」を手に入れるために

「心の根源」を手に入れるために、小生が特に大切と思うことを二つ述べます。

●「大 疑 団」
禅の修行に励むためには、「大疑団(だいぎだん)・大信(だいしん)根(こん)・大勇猛(だいゆうもう)心(しん)」の、「修道の三要件」が大切といわれております。
「大疑団」とは、人生の根本問題に関して、徹底して解決を求めていく大きな疑いのこと。
「大信根」とは、①如是法の存在を信じる。②仏祖方が如是法を体得していることを信じる。③自分も如是法を悟ることができることを信じる。
「大勇猛心」とは、大疑団を解決するために必要な勇気。小生は三要件のうち、特に大切だと思うのは、「大疑
団」です。初則でしたら『本来の面目』を徹底して疑うことです。禅でいう「疑う」とは、頭で考えるのではなく、体全体で“本来の面目、如何(いかん)!如何(いかん)!……”寝ても覚めても、食事中も、通勤途上も、時間の許す限り疑う。
「本来の面目」と「自己」とが一体になるまで、徹底して疑う。これを「成り切る」といいます。 
悟るには、この方法しかありません。「大疑(たいぎ)の下(もと)に大悟(たいご)あり」。禅宗の最も大きな特徴です。

●「自   力」
初則の公案を手に入れるには、相当な努力を必要とします。「大死一番」、「崖っぷち」の処まで疑い続け、自分を追い詰めます。今迄の常識は通用しません。
苦しいからといって、書物に頼ったり、人に聞いたり、逃げてはいけません。自分が悟れることを信じ、歯を食いしばって、自分の力で解決するのです。
他から得たもの、教えられたものは、自分の悟りではありません。喜びも湧きません。役にも立ちません。喜びが少なければ修行も続きません。
最後は勇気を奮い立たせ、自分の力でぶち破ることです。努力すれば誰でも悟れます。
 

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