人身得ること難し(1)

「はじめに」
 
 坐禅というものは、元来、言葉で言うよりも、むしろ、日常の実行が大切であり、一つ一つの事柄、一日一日の行というのを、その人がどういうふうにやっているか、ということが実は問題なのであり、言葉でうまく言うとか、そういうことよりも、実はその人の行を見て頂くということが本筋だと思うのです。あまり禅では言葉をもって色々語らない。
 しかし、最近のような情報化社会では、なかなかそういうことを言っても良く分からない人が出てきております。そこで、止むなく言葉を使って色々と申しあげますが、初めに、そういう基本的な物の考え方を、一つご理解願いたいと思います。
 
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人身得ること難し 磨甎庵白田劫石老師
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