第5回仏教講座 参加者の感想から

青年部 座禅ブログ - 第5回仏教講座 参加者の感想から

第5回仏教講座 参加者の感想から

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ブログ
執筆 : 
青年部静坐会 2017/2/11 18:12

仕事や日常に追われていると、いろんな悩みや苦しみを抱えることがあります。あんなこと面倒くさいなーとか、あの人嫌だなーとか、こんなの気持ち悪いなーとか。ネガティブな想いが生まれると、生活の質が下がってしまいます。そんな感情を持たず、もっと快く楽しく、笑って生きていきたい。それにはどうしたら、よいのでしょうか。

 

  仏教講座では二回に渡り、禅と深い繋がりのある華厳経(けごんきょう)というお経について、笠倉玉溪(かさくらぎょくけい)先生からご講義頂いています。その一節には、次の下りがあります。

 

【読み下し文】三界は虚妄(こもう)にして、但(ただ)是(これ)一心の作(さ)なり。十二縁分(えんぶん)は是(これ)皆心(しん)に依(よ)る。・・・是(かく)の如くなれば、則(すなわ)ち生死(しょうじ)は但(ただ)心より起る。心若(も)し滅することを得ば、生死も則ち亦(また)尽きん。(華厳経十地品)

 

【意味】三つの迷いの世界は、仮に現れている空虚なものであって、ただ心が作り出しているに過ぎない。迷いの世界を構成する十二の因縁それぞれも、みな心に依存している。・・・生死の迷いはただ心が作り出しているものなのである。心の持ち方を正しくすれば、迷いも消えていくのである。

 

  1月29日(日)の仏教講座で、先生はこうした「唯識(ゆいしき)論」について、紹介されました。

 

  世界(宇宙全体)は自分に関係なく存在している。けれども自分自身にとってみれば、世界は自分の心が作り出している(認識している)もので、自分が死んだら、世界も消える(認識しなくなる)存在とも言える。悩みや苦しみの種も含め、全ての出来事は、自分の心が作り出しているものだから、心を穏やかに出来れば、悩みや苦しみは減るのではないか。そんな風に、私はこの教えを受け取っています。

 

  ただ、心を穏やかにするのがいいと頭で分かっていても、そう簡単に穏やかには出来ません。ここで先生は、心を穏やかにする方法として、座禅は最適、と教えて下さいます。座禅中、数息観(すうそくかん)と呼ばれる、呼吸を心の中で数えるやり方で、荒れ狂う心の波を静めるのです。

 

  仏教講座では、経典講義の他に、座禅体験も行われます。是非参加して、なぜ座禅すると心が穏やかになるのか、体得してみてください。

 

  次回は3月26日(日)14時30分から、東京日暮里駅そば擇木(たくぼく)道場にて、華厳経の第二回講義となります。14時からは前回までの復習説明もあります。初めての方でもいらしてください。

 

  最後に、禅の言葉を紹介してブログを終わります。

 

【原文】心外無法満目青山(しんげむほうまんもくせいざん)(景徳伝灯録巻25)

 

【意味】心の外に法はなく、目に見える青々とした山も自分の心にほかならない。

 

 

              合掌  渡辺大海  九拝
 

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