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トップ  >  担当師家ご挨拶

平成29年5月より担当師家が竜穏庵井本光蓮老師になりました。

新年互礼会 竜穏庵老師垂示  平成30年1月6日

明けましておめでとうございます。今年は人間禅の70周年に当たります節目の大事な年でございます。総裁が禅誌正月号にお言葉を載せてありましたので、それを借りまして少しお話しておきます。人工知能が人間社会を大きく変えようとしています。AIロボットが人間の仕事をどんどん奪っている。そういう現状があります。然しAIロボットが宗教の核心に近づくことは不可能である。絶対界(三昧の世界)はオン、オフの二進法では取り扱えない。見性するためには三昧によるしかない。真の人間形成は相対界の知性の構築拡張ではなくて、絶対界の感性の充実涵養である。というふうに言われています。X軸、Y軸があって、その二つの軸が確定する平面をいくら感じても、走査し尽くしても、それとは別次元のZ軸というものには出くわさない。AI時代になればなるほど、ロボットに出来ない仕事をする人間が必要になってくる。機械がプロ棋士を完全に打ち負かしてしまうという時代になっております。英語の先生もロボットにとって代られるとも言われています。そういう時代だからこそ、坐禅による人間形成がますます大事になってくるというふうに言われております。

「自利利他の願輪を廻らして本当の人生を味わいつつ、世界楽土を建設する。」それが我々の大きな目標ですが、利他ということは自分自身が魅力的な人間になるということですね。魅力的な人間の香りに引かれて、その香りに染まっていくのが、利他の働きなのですが、なかなかそういう風にはなりませんのですけれども、特に火大級以上の人は利他を目指してもらいたい。その利他がそのまま自利になるんだということです。それから旧参の方の進級ということも考えております。「五蘊皆空」の終わった者は書分けのコピーを出していただきたい。これからいよいよ自分一個でなしに自分の周りにいる人のことを考えていく。そういう風なところまで来ておりますので、ますます励んでいただきたい。

◎円相について

新しいお茶人から、今度の茶会に掛けようと思う と 墨跡の解を聞かれました。拝見すると、円相を画いて讃語に、「人々這ケ出不得」とあり、筆者は大徳寺の宙宝和尚です。

円相の意味は、讃語によって変わってきます。

「人々這箇出不得」とか「天下の衲僧跳不出」とかある場合は、縦に無始劫来より尽未来際まで、横には大宇宙の隅から隅まで、絶対の真理(如是の法)が充ち満ちているのだから、この円相から外に飛び出すことは絶対に不可能だという意味です。人間だけでなく山川草木禽獣虫魚に至るまで、一切の存在がこのままここで生き、ここで死んでゆけばそれでよいのです。悟っていようが迷っていようが、そんなことは一切関係ありません。

『法華経』には「一切治生産業みな実相と相違背せず」とありますし、道歌にも「雲晴れてのちの光と思うなよ元より空にありあけの月」とあります。

 安心して生き、安心して死んでゆきましょう。

 それでも、自分自身に「うん、そうか」と納得できぬうちは、どうしても安心出来ぬという人のために、「坐禅」があります。どうぞあなたのお越しをお待ちしております。

              竜穏庵井本光蓮 合掌
 
 

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