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関西道場

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関西ブログ - 今里静座会報告(1月23日)

今里静座会報告(1月23日)

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
関西支部 2020/1/29 8:55
1/23()18:30~20:00に宝厳寺(大阪市東成区神路3-17-8,千日前線新深江駅,下図一参照)で,鶴井随心さん・坂本法燈が出席して、第228今里静座会(宝厳寺の部)が開催されました。
 最初に般若心経を唱え,30分間の座禅を2回座った後,人間禅師家如々庵芳賀洞然老師著「禅入門」(悟後の修行94~99)を輪読しました。

輪読内容は,牧牛純和(前の得牛加鞭で修行に励めば、いつの間にか道力がつき道眼が磨かれ、真実の自己が煩悩妄想にひきずりまわされることもしだいに少なくなってきて、さすがの野生の荒牛もややおとなしくなってくるが、修行の上ですこぶる骨が折れかつ長くかかる、見性悟道の)段階。騎牛帰家(前の牧牛純和の難コースを切り抜けると、悟りがほんとうに身につき規範も忘れ何をやっても道にはずれない自由な境涯・悟りと実行との一致する行解相応の境涯・いわゆる心の欲する所に従えども矩を踰えずという孔子七十の境涯に至る)段階、ただしは儒教では究極の境涯であるが、禅の修行ではまだ真実の自己という騎るべき牛があり、どこか悟りの臭みがぬけきっておらぬからはまだ究極ではない。忘牛存人(迷いの臭みはもとより悟りの臭みも完全にぬけきって、何の変哲もないただの人にもどった、大悟徹底の悟了同未悟の境涯・長く苦しい修行の道程を終えて、ほんとうの安心立命のわが家に帰りつき、ドッカと大あぐらをかいているという意味で帰家穏座の境涯・自己人格の完成(自利)という点からいえば究極の見性了々底の境涯の)段階、しかしこの境涯は自利の頂上ではあるが、無縁の慈悲にもよおされて衆生済度に打って出るという利他の行をまだともなっていないから、未だ真の仏の境涯ではない(四弘誓願は自利利他の誓願となっている)上記までが自利の境涯で、それ以後のが利他の境涯である。入店垂手(およそ仏の衆生済度というものは、あたかも太陽が自らの本性のままに無心に輝いて万物を育成ししかもいささかもその功をほこらないように、自利利他という区別も忘れ、救済するの慈悲を施すのという意識すらもなく、自然に自らの心のもよおすままにはたらいて、いつとはなく人びとを抜苦与楽することであり、この自然で天心流露のはたらきを仏の遊戯三昧=仏の境涯の)段階。人牛倶忘(の境涯にまで達した人物がの境涯にいたるためには、どうしても一切皆空に徹底しなければならない境涯の)段階。返本環源(を透過した上でさらに正念相続をいよいよ深め、そのかたわら世態人情をつぶさに観察しかつ衆生済度の上に必要なもろもろの付帯的な資格をつけるための聖胎長養の)段階、といった内容でした。

これに関連して,「十牛図」は、従声見牛で牛の尻を見た位で見性入理とし、牧牛純和で見性了々底とし、忘牛存人で見性了々底(悟了同未悟・帰家穏座)という段階を踏んで自利の究極に至り、一切皆空に徹し聖胎長養を経て、仏の遊戯三昧という仏(自覚覚他・覚行円満)の境涯に至るという坐禅修行(その内でも特に道眼の面)の全道程が、一望のもとに俯瞰されて、実に見事であり、禅の修行に励む者にとって有効な羅針盤となるだけでなく、禅に興味を持つ初心の方々にとっても格好の教材となるものと考えられる。坐禅修行の内の特に道力の面についての羅針盤としては、葆光庵名誉総裁老師の作成された数息観評点基準が大変に参考となる。仏とは、自覚覚他・覚行円満(自ら円かに悟り他を悟らしめ悟りと実行とが一致する実境涯)をえた完成された人間のことであり、娑婆即寂光浄土と観て、自然に自らの心のもよおすままにはたらいて、いつとはなく人びとを抜苦与楽し、仏の遊戯三昧の如く衆生済度を行じていくことは、実に素晴らしいことである、といったようなことを話し合いました。

法燈 拝


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