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関西ブログ - 今里静座会報告(12月26日)

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今里静座会報告(12月26日)

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
関西支部 2020/1/1 10:32
12/26()18:30~20:00に宝厳寺(大阪市東成区神路3-17-8,千日前線新深江駅,下図一参照)で,Tさん・耕隠さん・坂本法燈が出席し、お寺の和尚さんも参加されて,第225今里静座会(宝厳寺の部)が開催されました。
 最初に般若心経を唱え,30分間の座禅を2回座った後,人間禅師家如々庵芳賀洞然老師著「禅入門」(参禅と見性78~84)を輪読しました。

輪読内容は,師家から授かった公案につき自己の見解ができたら、その見解が真正の悟りであるかどうかを鑑別してもらうために、師家の室に独参しその見解を呈する(入室参禅)が、師家は工夫の仕方や方向を指示したり激励することはあっても一言も教えるようなことはしない(人情を涓滴も施さず)夏目漱石の小説「門」(主人公は宗助)に、漱石自身が鎌倉円覚寺で実際に参禅を体験したことを描写した場面がある(実際の老師は釈宗演、漱石の世話をした青年僧は釈宗活(釈宗演の勧めで人間禅の前身を創設)であった)。漱石(宗助)は、大疑団となり公案(「本来の面目」)と自己と不二一如になって工夫することなく、公案を自己に対立させて思慮分別をめぐらし脳細胞で思索していたのであり、数息観をしたこともなく公案に取り組んだので煩悩妄想や思慮分別が湧き出て禅定三昧どころではなく、また、恥も外聞も忘れて根気強く何回でも入室参禅を繰り返すだけの大憤志と根気がなく、ついに十日間で根を上げて、初関を透過できないまま山門を出ていく羽目になった。数息観によって養った三昧力をもって煩悩妄想はもとより一切の思慮分別・理屈道理を棚上げにし父母未生以前の世界に入ること、そして公案と自己と不二になること、これがこの第一関門を透過する上の要諦であり、それ以外にはいかなる抜け道もないのである。初関透過に至るまでには、人それぞれの個性や素質や因縁などによって期間の長短はあるが、如法に修行をつづけて退転さえしなければ、万人が万人誰でもみな、その賢愚・利鈍・僧俗・男女の別にかかわりなく、父母未生以前における本来の面目を徹見することができる。そして、この本来の面目とは、釈迦が「一切衆生悉有仏性」といったその仏性と、名は異なるが実体は同じものであるから、本来の面目を徹見することは、とりもなおさず釈迦の悟った仏性を徹見することで、その意味でこれを見性というのである、といった内容でした。

これに関連して,公案は、転迷悔悟の方便であり、人々の持つ鉄鎖(貪瞋痴)や金鎖(仏見・法見)などの拘りを打ち砕くハンマーであり、それによって初めて人々が誰でも本来豊かに有しているぎらりとした仏性が現れ出ることになるともいわれる。人情を涓滴も施さないということは師弟にとっても辛いことであるが、これが長い目で見た場合の本当の親切であって、情けをかけた老婆心はかえって本人のためにならず人間としての成長(大成)を妨げると繰り返し言われている。師家が入門してきた学人を室内において公案修行の指導・育成するやり方は、師家それぞれの人柄・家風を反映して千差万別であるといわれる。初関も浅く透ることもあれば、深く透ることもあろう。しかしながら、初関を透過して見性入理の段階に至ったとしても、その後の永い見性悟道・見性了々などの修行の段階が待ち構えているのであって、要は、各学人の個性や器量などに応じて、長期的な視野に立って学人に道力・道眼を付けさせ、学人の一生涯を睨んだ人間形成を大きく完成させていくことが最大の眼目であると思われ、参禅は、師家と学人の命がけの真剣勝負ということができるであろう、といったようなことを話し合いました。

その後,有志で近所の居酒屋に赴き,懇親会を開催しました。寺院での参禅や徹宵夜坐の厳しさや、各師家の家風、知人の近況ことなど,さまざまな話を交わして解散しました。

次回の今里静座会(宝厳寺の部)は,1/9()に宝厳寺で開催いたします(二部構成)
 奮ってのご参加をお待ちしています。
 よろしくお願いいたします。
     坂本法燈 記


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