メインメニュー
このページをシェア!
ここでブックマーク: Twitter ここでブックマーク: Facebook ここでブックマーク: Yahoo ここでブックマーク: Google
検索

ブログ - 台風一過の朝に

台風一過の朝に

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
茨城座禅会 2018/10/19 7:38
水戸支部 松風です。
 
9月30日の夜から10月1日の未明にかけて関東地方を襲った台風24号が通り過ぎた月曜日の早朝、私は市川市にある人間禅本部道場の敷地内にある宏道会剣道場で、直心影流法定の形(じきしんかげりゅうほうじょうのかた)の稽古に参加していました。
 
剣道の稽古が終わると、同じ敷地内にある北寮と呼ばれる建物に移動し、お茶の稽古を行いました。
 
お茶の稽古も終わり外に出ると、北寮に隣接する保育園の庭を掃除している宏道会の佐瀬霞山師範にお会いしました。
 
私が挨拶すると佐瀬師範は「今朝は普通に稽古をやったのか」と聞かれたので、何気なく「はい」と答えると、師範は「よく普通に稽古をやってられたな。道場の周りが見えないのか。稽古の度に『人に迷惑をかけてはいけない』と唱えながら、人に迷惑をかけてるじゃねえか。それで、修行してると言えるのか」と言われました。
 
頭の廻りの悪い私はその時初めて、師範ご自身が保育園を掃除している意味が分かったのです。
 
急いで道場まで戻ると、まだ残っていらっしゃった宏道会会長の岡根谷無刀先生と近くの道路を掃除しに行きました。
 
人間禅本部道場の敷地には立木が多くあり、台風により多くの葉、小枝、木の実が道路に落ちていたのです。
 
30分もすると道路はきれいになり私は帰途につきましたが、電車に乗った後でも師範から先ほど言われた事が頭の中に残って、気分は晴れませんでした。
 
北千住で乗り換えて席に座ると、やっと気持ちが落ち着いてきて、「宏道会にいて良かった」という思いが湧いて来ました。
 
手前味噌に聞こえたら申し訳ありません。
 
しかし、損得とは直接には関係ない事でも「人に迷惑かけてるじゃねえか。それで、修行してると言えるのか」と言ってくれるトップがいる組織は非常に健全だと思ったのです。  、、、、、
 
 
私の席の通路をはさんだ向かいには、熱心に外を眺める幼児とそれを見守る母親と思しき女性が座り、少し離れた所では、初老の男性二人が談笑していました。
 
とりあえず、今ここを生きる私にとって、世界は「まずまず」のように思われました。
 
車窓の外には、無窮の青空が広がっていました。


 
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (301)

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://www.ningenzen.jp/ibaraki/modules/d3blog/tb.php/337
Copyright © 2015 Ningenzen