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広島ブログ -  歩くロボット ~ 倒れないものは 歩けない ~  

 歩くロボット ~ 倒れないものは 歩けない ~  

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
広島禅会 2019/7/23 20:49
時代は、AI(Artificial Intelligence:人工知能) の花盛りである。
自動車の自動制御なども、目覚ましく高度に進化して来ている。
おそらく10年もすれば、このAIの発達によって、我が国の様々な仕組みも大きく変化していることだろう。明るい未来を切り開く、最も夢のある最先端分野の一つである。

我が国における、この分野の先駆者といえば、ロボットコンテスト(通称、ロボコン)の創始者であり、ロボット工学の世界的パイオニアである、森 政弘 東京工業大学 名誉教授であろう。膝が伸縮するタイプの 二足歩行ロボット と、その制御理論など、数多くの世界的な研究成果をあげて来た ロボット博士 である。

ロボットといえば、我々の世代は、直ぐに“鉄腕アトム”を思い浮かべる。
マーブルチョコレートに付いた“おまけ”のシールやワッペンを、筆箱や下敷きなどに貼って喜んでいたのを思い出す。その子供の頃の夢の世界も、今では一部はかなり現実化しつつある。

この 森 政弘 先生が、仏教、とりわけ“禅”に造詣が深いのもまた有名である。
静岡県三島市にある 臨済宗 妙心寺派 龍澤寺 の 後藤 榮山 老師 に、長年指導を受けられて来られたそうである。そして「二元性一原論」によって、多くのヒラメキを得たのだという。

冒頭の「 歩くロボット ~ 倒れないものは 歩けない ~ 」というのもそれである。
人は二足歩行するが、それはまず一旦バランスを崩して倒れようとする動きと、それを支えて倒れまいとする、相反する二つの動きの連続で歩いているのだというのである。
逆にいえば、初めから倒れようとしないのならば、歩けないというのだ。

我々、一人一人の人間もまたそうなのだろう。
人は皆“寂しい”ものである。だからこそお互いに支え合う。
ホモサピエンスという種が、社会的動物として群れを形成して生きる由縁がここにある。闘争し競争するのも本能だが、反面、協調し共感して仲良くするのも また本能である。

時には、その“寂しさ”に一人徹して、しっかり噛みしめてみることも、存外大切なことなのだろう。どんなに通信網が縦横無尽に発達した現代の日本においても、たとえインスタグラムを盛んに発信していても、その本質は、そんなに変わってなんかいない。
案外、思いもしない処で、独りションボリと佇んで居るのかもしれない。

いつか AI にも、この人間の持つ自然な情緒、“寂しさ”も、高度にプログラミングされる日が来るのだろうか。

( 光 禅  記 )

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