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広島ブログ -  1分40秒 の トイレット ブレーク

 1分40秒 の トイレット ブレーク

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
広島禅会 2019/2/3 16:47

 全豪オープン女子シングルス決勝戦。大阪なおみとレフティ(左利き)のクビトバとの対戦。自宅で強盗に襲われ、利き腕の左手を重症して、一時は引退かと目された どん底から、ここまで勝ち上がって来たクビトバ。この一戦に勝った方が世界ランキング1位だった。

 大阪なおみは、第1セットを奪い、第2セット目もリードしていた。

 しかし、3回連続のマッチポイントをクビトバにしのがれ、4ゲームを連続で失って、第2セットを奪われてしまった。

 この時、大阪なおみは涙を流し、耳をふさぐしぐさを見せた。明らかに動揺していた。「勝つまえから、勝った気に成ってしまっていた。観客の声が、どうしても気に成ってしかたなかった。」のだという。

 その直後、タオルを被って、トイレ休憩に向かい、心の持ち様をリセットしたのだ。

 「私は、今、ここで、世界最高峰の選手の一人を相手にプレーしているのだ。昨年は4回戦で敗退だったが、今年は決勝まで来れた。自分に与えられた、今のこの時間 を 楽しもう。」と、思い直したという。

 1分40秒 の トイレット ブレークの後、その表情はまるで別人のように落ち着いていた。「まるで 新たな試合をこれから始める様に見えた。」と、対戦相手のクレトバが後でそう語った。

 そして最終セットは第3ゲームでブレークし、そのリードを守り切った。優勝し、21歳で世界ランキング1位の座に就いたのだ。「私の心は、3歳から5歳に成長した。」という。

 どうやら彼女も 1分40秒 で、自分自身の 心の幻影 の 呪縛 から 離脱 し、正念の相続 に 回帰 できたようだ。

  ( 光禅 記 )

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