房総ブログ - 有楽流茶道部 平手前五万回

自慢の杉林も二十本余りが折れ、あるは倒れ、折れ落ちた枝があちこちに散乱しています。
片づけにはまだ暫く時間が必要です。ススキもかなり傷みつけられましたが、天高く澄みきった空の下、通り過ぎる秋を惜しんでいるかのようです。

結局本日(9月27日)の稽古参加者、私一人となりましたので、予定を変え、日曜座禅会参加の方々へのおもてなしをもって稽古にかえることにしました。
お点前は久しぶりに薄茶の大丸盆乱置きとしました。
お客様は新到1名を含む6名と裏千家オブザーバーでした。
何度か経験済みのお手前ではありましたが、【平手前五万回】の言葉を胸に、真剣に点てました。

この言葉につきましては『五灯会元』巻1に読み下し文があるようです。
興味をお持ちの方はご確認ください。

「やぶみょうが」と「彼岸花」です。農道に咲いていました。

合掌 元禮
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*註
常転如是経
般若多羅尊者、因東印度国王請、祖斎。諸人尽転経、唯師為甚不転。
貧道出息不随衆縁、入息不居蘊界、常転如是経百千万億巻。
非但一巻両巻。
常転如是経 百千万億巻。
常に是(か)くの如きの経を転ずること 百千万億巻なり。